こんにちは、株式会社アジアンスパイス 代表の久野剛と申します。
私とスープカレーの出会いは、学生時代に北海道の友人から送られてきた2つのスープカレーのレトルト!!
食べた瞬間「ビビッ!!」と衝撃をうけました。
それと同時に「これはイケる!!」と何の根拠もなく思った事を今でも鮮明に覚えてい
ます。
思った次には、「鹿児島にスープカレーをもってきたいなぁ」
突発的な行動は得意でしたので、学生の少ない貯金で北海道にスープカレーを食べに
すぐいきました。
そして、念願のレトルトじゃない、出来たてのスープカレーを食して・・・・
辛い!!やっぱりうまい!!
鹿児島に帰ってきてからも、あの味が忘れられず「あんなに美味しい食べ物!!スープカレーを鹿児島の人達にも伝えたい」
私の夢が大きく変わったのです!!
親に反対されながらも、アルバイトで貯金していた少ない全財産を握り、車でいざ北海道へ…
住む所もないまま、スープカレーの名付け親の店に行き「鹿児島からきました!働かせて下さい!!」と頼み込むと「明日からおいで」と言われ私のスープカレーの修業が始まりました。
その日から、約1ヶ月間は車の中での生活でした。それは、真冬の北海道でした。
その真剣さが母親にも伝わり、北海道での生活を許してくれました。
それから4年間、北海道市民が選ぶ人気店ベスト10のうち、4店舗で修行を積みました。
北海道に来て2年目の冬、母が北海道に訪れ、久しぶりに母と顔を合わせました。鹿児島から私の作るスープカレーを食べに来てくれたのです。スープカレーを一度も食べたことがない母に、ドキドキしながらスープカレーを作ったのを覚えています。
その日の夜は、母は私のマンション泊まっているのに、仕込みの終わらない野菜を持ち帰り仕込むのに必死で、母とゆっくり会話する時間も作れませんでした。
その時、母は無言で私の隣に立ち、手伝ってくれました。
チラッと顔を見ると、目に涙を浮かべていました。
こんな、母の愛情が自信に繋がり、「やってやろう!!」という、決心をしました。
修業を経て鹿児島に帰り、平成19年8月に鹿児島に初めてのスープカレー専門店、小さい小さいお店、「すーぷかれー専門店薩摩剛家」をオープン!!
私の夢「この味を鹿児島に伝えたくて…」の第一歩です。